飯坂温泉(福島県)
松尾芭蕉も立ち寄った「奥州三名湯」の1つ鳴子、秋保とともに「奥州三名湯」に数えられる、東北屈指の温泉地。2世紀には日本武尊が東征の時に、1689年には松尾芭蕉が奥の細道の途中に立ち寄ったとされる古湯だ。その日本武尊や松尾芭蕉も浸かった「鯖湖湯」は飯坂温泉のシンボル。明治22年に建築された旧鯖湖湯は日本最古の木造建築共同浴場だったが、平成5年に改築。旧鯖湖湯を忠実に再現した現在の鯖湖湯には、与謝野晶子が「我浸る寒水石の湯槽にも 月のさし入る飯坂の里」と詠んだ寒水石も再利用されている。他にも昔からの共同浴場が8軒揃い、今も昔も地元の人たちや観光客の憩いの場として親しまれている。
飯坂温泉(福島県)泉質:単純温泉
効能:神経痛、筋肉痛、リウマチ、皮膚病、冷え性、疲労回復など
特徴:摺上川沿いを中心に大小さまざまな温泉旅館が建ち並ぶ温泉地。2000年の歴史を持つ「鯖湖湯」を初め、9つの共同浴場が軒を並べる。お湯は昔からの風習で少し熱め。共同浴場をめぐって、地元の人たちとの交流を図れば旅情緒も高まる。近くには道路沿いに果物畑が広がる「フルーツライン」。さくらんぼや桃などの四季折々の果物狩りも楽しめ、果物王国福島の味覚を心ゆくまで堪能できる。
飯坂温泉(福島県) の所在地:福島県福島市飯坂
飯坂温泉(福島県) の泉質:単純温泉